台風シーズンのカーケア:飛来物・冠水・塩害から愛車を守る
台風による車の被害は、飛来物の衝撃や冠水、潮風による塩害が主な原因です。予防として駐車位置の移動やコーティング強化が有効ですが、完全に防ぐことは困難です。事故後は自己判断での始動や放置せず、必ず保険会社に連絡し、専門業者に点検を依頼すること

# 台風シーズンのカーケア:飛来物・冠水・塩害から愛車を守る
台風による車の被害は、飛来物の衝撃や冠水、潮風による塩害が主な原因です。予防として駐車位置の移動やコーティング強化が有効ですが、完全に防ぐことは困難です。事故後は自己判断での始動や放置せず、必ず保険会社に連絡し、専門業者に点検を依頼することが愛車を長持ちさせる唯一の正解です。
飛来物被害を防ぐための正しい駐車場所は?
多くの人は車庫や家の軒下を安全だと考えますが、強風時には屋根や樹木が剥がれ落ちるリスクがあります。実際の現場では、開けた駐車場でも風の通り道となる角地に停めることが推奨されます。これは突風が直撃しにくく、近隣からの飛来物を受け流しやすいためです。
もし野外に止める場合は、トラックの下や大きな看板の近くを避けてください。高さのある構造物からは最低でも10メートル以上離れるのが安全基準です。また、窓を開けた状態での駐車は絶対に避け、閉め忘れによる雨水侵入も防ぎましょう。
冠水時の車両状態と適切な対応手順は?
水深10センチ程度なら走行可能ですが、20センチを超えるとエンジントラブルが発生しやすくなります。特にEV車はバッテリー保護のため自動的に走行制限がかかるケースが多く、無理に動かすと充電ポートから浸水する恐れがあります。
もし冠水した状態でエンジンがかからない場合、絶対にしてはいけません。 startersモーターが水没していると、電気系統が短絡して最悪の場合、車両火災の原因になります。必ず車内から退避し、安全な場所から専門業者を手配してください。
塩害や潮風によるサビを未然に防ぐ方法は?
海岸線付近では、海風に乗った塩分が車体に付着し、数週間でサビの原因となります。特にドアの隙間やバンパー裏、ホイール内部は塩分が溜まりやすく、目に見えない腐食が進行します。
定期的な洗車で塩分を落とすことが最も効果的です。高圧洗浄機を使う際は、ノズルと車体の距離を30センチ以上確保し、塗装面を傷めないよう注意しましょう。シャワー状に散布することで、隙間の塩分を効率よく洗い流すことができます。
よくある質問(FAQ)
Q1: 水没した車が動いたら自分で修理店へ持って行っていい?
結論として、絶対に走行させてはいけません。内部に残った水が乾燥過程で電気系統を損傷させ、復旧コストが膨らみます。レッカー手配が必要不可欠です。
Q2: コーティングをしておけば飛来物や塩害から完全に守られる?
コーティングは汚れや紫外線には強いですが、物理的な衝撃や大量の水圧には無力です。特にPPF(ポリウレタンフィルム)でさえ、鋭利な物による突き刺しや深いひび割れは防止できません。予防策としての位置づけを理解しましょう。
Q3: 保険適用には「免責金額」以上の損害が必要?
一般的な自動車保険では、補償範囲内であっても免責金額(自己負担額)を設定しているケースが多いです。例えば免責1万円の場合、1万円の修理費なら自己負担となり、保険を使わない方が経済的に有利なこともあります。まずは保険会社に相談し、補償内容を確認することが重要です。
まとめ
* 台風時は軒下や樹木の下ではなく、風の影響が少ない開けた場所を選ぶ。
* 冠水後のエンジン始動は禁物、電気系統の短絡や火災リスクがある。
* 塩害対策には定期的な高圧洗浄と、隙間の掃除が有効である。
* 被害発生時は自己判断せず、必ず専門業者と保険会社に連絡する。
